メニューにジャンプ コンテンツにジャンプ
三郷市図書館
施設案内

ホーム図書館ブログ図書館が開いたら読みたい子どもの本> 図書館が開いたら読みたい子どもの本・その5

図書館が開いたら読みたい子どもの本・その5

三郷市図書館は現在休館中で、ご不便をおかけしております。
本を借りていただくことはできませんが、 児童書担当の職員が、
リレー形式でおすすめの本を紹介します。
「読んでみたい!」と思う本があったらメモをして、
開館までの楽しみにしていただければと思います。 
では、市立図書館から5冊めの本を紹介します。
 

今回おすすめする本は 『11をさがして』(93ギ)
パトリシア・ライリー・ギフ 作 岡本さゆり 訳 佐竹美保 絵 
2010年 文研出版 です。

9784580821019-716x1024[1].jpg

 ディスレクシアという学習障害を知っていますか? 
 11歳になるサムは、ディスレクシアで、字を読もうとすると 
 線が黒いクモみたいに動いているように見え、読むことができません。  
 サムはあるとき、屋根裏部屋で古い新聞記事を見つけます。 
 そこに、幼いころの自分の写真が載っていて、何が書いてあるのか  
 知りたいと思うのですが、ほとんど読めません。  
 行方不明という言葉と、自分の名前だけは分かりましたが、
 名字が違っていました。

 サムは、一緒にくらす大好きなおじいちゃんと、血がつながっていないのではないか?
 という疑問を持ち始めます。本当のことを知りたいと思ったサムは、
 おじいちゃんに分からないように、自分の記憶をたどったり、
 転校生のキャロラインの助けを借りて、真実に近づこうとするのですが…。

サムが、なかなか真実にたどりつけないところが、もどかしいのですが、
それも、相手を思いやるがためにそうなってしまったり、
一緒に行動するキャロラインとの友達関係など、
予想外にあたたかな気持ちにさせられる1冊です。
そして、11とはいったい何のことなのか?読むと分かります。


 
図書館では、図書館では本をきれいにしたり、新しい本をじゅんびしたりして、
いつかまた皆さんに、元気に来てもらえる日を待っています。
その時にはこのブログを、本を選ぶさんこうにしてもらえるとうれしいです。

(三郷市立図書館)

#図書館が開館したら読んでほしい本 #こども #三郷市図書館