図書館が開いたら読みたい子どもの本・その4
三郷市図書館は現在休館中で、ご不便をおかけしております。
本を借りていただくことはできませんが、 児童書担当の職員が、リレー形式でおすすめの本を紹介します。
「読んでみたい!」と思う本があったらメモをして、開館までの楽しみにしていただければと思います。
では、北部図書館から4冊めの本を紹介します。
今回おすすめする絵本は 『大きな森の小さな家』(93ワ)
ローラ・インガルス・ワイルダー作 ガース・ウィリアムズ画 恩地 三保子訳
1979年 福音館書店 です。
大きい森の中にある小さな家に、小さな女の子、ローラがおとうさん、おかあさん、ねえさんのメアリイ、赤ちゃんのキャリーと住んでいました。
大きな森には、他の家は一軒もなく、道もありません。見かけるのは、野生の動物だけでした。
小さな家では、自分たちで育てた野菜、湖でつった魚、森でしとめた動物の肉などを食べます。
冬になると大きな森は雪にうまってしまい食べ物がとれなくなるため、秋までのあいだに、魚は塩づけ、肉はソーセージやベーコンなどにして保存しておくのでした。
今から何百年も前のアメリカでの、ささやかでていねいな自給自足の暮らしを楽しむことができる本です。
この物語は、アメリカで「大草原の小さな家」というタイトルでドラマ化され、日本でも放送していました。
とても人気があったので、おうちの人に聞いてみたら、「おいしそうだなぁと思いながら見ていたよ」なんて答えが返ってくるかもしれませんよ。
また、最近の再放送やオンデマンド配信で見たことがある、という人もいるのではないでしょうか。
字が小さいのでちょっとむずかしいですが、家でじっくり読むのにぴったりな1冊です。
また、「インガルズ一家の物語」というシリーズの第1作めなので、読み終わってもつづきを楽しむことができますよ。
ぜひ、おうちの人ともいっしょに楽しんでくださいね!
図書館では本をきれいにしたり、新しい本をじゅんびしたりして、いつかまた皆さんに、元気に来てもらえる日を待っています。
その時にはこのブログを、本を選ぶさんこうにしてもらえるとうれしいです。
(三郷市立北部図書館)
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