図書館が開いたら読みたい子どもの本・その12
三郷市図書館は現在休館中で、ご不便をおかけしております。
本を借りていただくことはできませんが、 児童書担当の職員が、リレー形式でおすすめの本を紹介します。
「読んでみたい!」と思う本があったらメモをして、開館までの楽しみにしていただければと思います。
では、早稲田図書館から12冊めの本を紹介します。
今回おすすめする絵本は 『世界ショートセレクション7 ゾラショートセレクション 猫の楽園』(90セ7)または(95ゾ)
エミール・ゾラ作 平岡敦訳 ヨシタケシンスケ絵 2018年 理論社 です。
こちらはフランスの作家ゾラの短編集。タイトルになっている「猫の楽園」では、本当にぐうたらな猫が、平和な生活にあきて脱走した日のことを話してくれます。
猫にとって本当の幸せ、楽園って何でしょう。短編集の中でも短い話ですが、ぐっと引き込まれ考えさせられる話です。
ほかにもこの本には、怖い話、ちょっとひねった話もあって、読みごたえがあります。
このシリーズは1冊ずつ作家が違い、海外の有名作家による印象的な話がたくさんつまっています。少し難しい言い回しもあるのですが、背伸びして手を伸ばしてほしいシリーズです。
まだ読んだことのない作家の作品に出会いたい、と思っている方には、シリーズを通して読んでいただくのがおすすめです。
気に入った方が見つかったら、その方の他の作品を探してみるのも読書のだいご味じゃないかと思います。
表紙を含め、挿絵は全てヨシタケシンスケさん。絶妙なイラストが花をそえています。
図書館では本をきれいにしたり、新しい本をじゅんびしたりして、いつかまた皆さんに、元気に来てもらえる日を待っています。
その時にはこのブログを、本を選ぶさんこうにしてもらえるとうれしいです。
注:5月23日より図書館3館で予約資料の貸出のみ開始となります。
詳しくは こちら をご確認ください。
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「図書館が開いたら読みたい子どもの本」
(三郷市立早稲田図書館)
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