図書館が開いたら読みたい子どもの本・その11
三郷市図書館は現在休館中で、ご不便をおかけしております。
本を借りていただくことはできませんが、
児童書担当の職員が、リレー形式でおすすめの本を紹介します。
「読んでみたい!」と思う本があったらメモをして、
開館までの楽しみにしていただければと思います。
では、市立図書館から11冊めの本を紹介します。
今回おすすめする本は 『かわいいゴキブリのおんなの子メイベルのぼうけん』(93ス)
ケイティ・スペック 作 おびか ゆうこ 訳 大野 八生 画
2013年 福音館書店 です。
中央通り10番地にすむピーポディさんとおくさんは、
とてもきれいずきで、なにもかもがきちんとしています。
「うちには、ほこりもゴミもなし!もちろん虫なんかいるはずなしよ!」が、
おくさんの口ぐせです。
けれども、ピーポディさんのおうちのれいぞうこの下には
メイベルというゴキブリのおんなの子がすんでいました。
メイベルはゴキブリのおきてをまもり、おとなしくくらしていましたが、
かなりの食いしんぼうで、食べもののことになると、ときどきちょうしにのってしまいます。
「食べかすとか食べこぼしじゃなくて、お皿にのったごちそうが食べてみたいなぁ」
メイベルはそんなことをゆめみていました。
人間の目から見ると「ゴキブリなんてきもちわるい」ということになりますが、
メイベルの立場になると、いつもビクビクくらして、なかなかゆめもかなわず、
「たいへんそうだなぁ。がんばって!」と、おうえんしたくなるかもしれません。
メイベルのかつやく(?)で、ピーポディさんはしょっちゅうゴキブリに出会ってしまったり、
メイベルの友だちのヘンリー(ノミ)のちゅうこくの言葉を、「そうそう!」と思ったり、
けっこう楽しめる本です。
なお、この本にはかわいらしいイラストがついているので、
ほんもののゴキブリをそうぞうさえしなければ、きもちわるくなりません。
図書館では本をきれいにしたり、新しい本をじゅんびしたりして、
いつかまた皆さんに、元気に来てもらえる日を待っています。
その時にはこのブログを、本を選ぶさんこうにしてもらえるとうれしいです。
※5月23日より図書館3館で予約資料の貸出のみ開始となりました。
詳しくは こちら をご確認ください。
「図書館が開いたら読みたい子どもの本」の一覧はこちらからご覧ください。
「図書館が開いたら読みたい子どもの本」
(三郷市立図書館)
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